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2008年12月04日(木)
仙川駅
期間:11月15日~11月30日
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仙川駅の改札を出て、右に行き、突き当たりのパン屋さん・ルパの脇を通り、少し行った左側。酒のラベルがガラス戸に貼られていて店内を覗けない、不安要素いっぱいの店が、そこにある。 「じらい家」、銘酒居酒屋/利き酒師の店、とある。 店内左側、奥に伸びるカウンターが8席分、右手には4人掛けのテーブルが2つ。 年季の入った調度品が店の歴史を物語る。 カウンターの正面の壁、上の方に作り付けの冷蔵ケースがありその中に、さも大切にされていると言った風情で地酒が並んでいる。 店内に流れるのはジャズのナンバー、このミスマッチ感覚がたまらない。 おつまみは地酒の味を壊さないものばかりで、500円前後でいただける。じらい家豆腐550円は、揚げ出し豆腐と百合根を煮込んだもので、女性には嬉しい一品。 酒の名前から選んでも良い、イメージを伝え、利き酒師のご主人に選んでもらっても良い。注文すると、少し大きめのグラスが出て、そこに注ぎ込まれる透き通った液体の素晴らしさは、酒好きなら分かるだろう。地酒は1杯750円~950円と少し高めだが、いずれも素晴らしい酒だけに、納得できる。地酒の1本1本に歴史があり、杜氏の技があり、蔵の誇りがある。その一杯の味の、コクの、旨味の違いを楽しめるのも、この店の良いところだろう。 温和な利き酒師の親爺さんと、その親爺さんをフォローする女将さん。もし貴方が、その日の体調が良く、話をじっくりと聞けるだけの心のゆとりがあったなら、親爺さんに酒の蘊蓄を話してもらうことをお勧めする。地酒への熱い思い、有名蔵に対する見方・考え方、酒米について、そしてこの店でいつでも飲める十四代について、親爺さんの話は尽きることを知らない。 帰りがけの、その夜の最後の一杯を楽しむ方、酒を読書のアテにする方、はたまた数人で親爺さんを囲んでの酒談議、自分なりの楽しみ方を見つけて欲しい店である。 掲載日付:2008/08/08
沿線ライター:棟梁さん
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